光ケーブルの瞬断故障は瞬間的に発生するため故障個所、故障位置等が特定出来ません。 修理されなければ再発することもあり幾度も利用者に迷惑をかけることになります。 長大な通信網では、「瞬断」のような不連続故障が起きると故障個所が特定出来ないため 効率的な保守出動ができません。 従来の光ファイバーの監視システムは、数分~数時間の間隔で監視を行っています。 この方法では、連続的な故障では位置の取得はできますが、「瞬断」などの不連続な故障は見逃してしまいます。 通信状態の不安定な状態(時々断)の波形を以下に示します。
弊社の「光ケーブル瞬断検知システム」は長時間連続して波形を監視することで 故障を検知することが可能となりました。 遠隔地からでも監視の開始、停止が可能であり、 しかもわずか0.2秒の「瞬断」も見逃さない高性能なシステムです。 リモートファイバーテスターと連携が可能です。 瞬断検知システムの構成イメージを以下に示します。
瞬断検知は断線時間0.2秒以上、損失値3dB以上で、 発生時刻、発生回数、発生場所までの距離、信号レベルの低下量を記録することができます。 瞬断を検知した時のイメージを以下に示します。
測定波長 | 1.31μm | 1.55μm | 1.65μm 1.625μm |
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測定可能距離 | 30Km~40Km | 40Km~70Km | 30Km~40Km |
時々断の時間 | 200ms以上(0.2秒以上) |
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損失 | 3dB以上 |
映像と音声で光ケーブル瞬断検知システムの説明をします。